大学教授になるために資格や免許が必要ない理由

大学教授になるために資格や免許が必要ない理由

幼稚園、小学校、中学校、高等学校など、これらの施設で教鞭をとる教員となるためには、必ず教員免許が必要です。しかし、大学は最高学府であるにもかかわらず、学歴、免許、資格などが不要です。国立大学においてもそうですが、これはどうしてでしょうか?

これは、大学教授という地位の特殊性にあります。教授というのは教育者であるだけでなく研究者でもあります。研究者としての業績や実力というのは試験だけで量りきれるものではないため、試験ができず、そのため免許や資格も設けることができないのです。このためある人物が教授になるかどうかは、大学の教授会にゆだねられます。

新設大学では、少しテレビで名前が売れたような文化人が教授となることがありますが、その理由も以上のような理由なのです。