君が代の歌詞には二番がある

君が代の歌詞には二番がある

日本の国歌「君が代」が出来たのは、1880年と言われます。歌詞の元になっているのは、国歌制定を担当した一人である大山巌が愛唱していた、薩摩琵琶の演目の一つ「蓬莱山」の歌詞である「君が代は千代に八千代に・・・」という一節を取ったことによります。また、これと同じ歌は、和歌集である「古今集」にも「詠み人知らず」として収録されています。これを宮内省楽長の林広守が作曲して出来たのでした。

君が代はかなり短い歌ですが、本来、明治の初めに作られた時には二番までありました。今日歌われているのは、一番の途中までです。初めは二番まで歌われていましたが、一番までしか歌われなくなったのは1897年ごろだといわれています。