映画館の入場料金の設定方法

映画館の入場料金の設定方法

円高になると、様々な外国製品が安くなるものです。しかし、洋画を放映する映画館への入場料は安くなることがありません。これはなぜでしょうか?

それは映画の料金設定に関係があります。つまり、映画館の料金はさまざまな物価とのバランスから決められており、入場料に入場者をかけた総興行収入を、映画館や配給会社、製作会社があらかじめ決められた割合で分配しているのです。

そもそも、映画の料金設定には、原価に配給会社や映画館の取り分を乗せていくという方法をとっていないのですね。

このため、円高でも円安でも入場料は変わらないのです。むしろ、製作費が100億円の話題作でも数千万円の芸術作品でも映画館の入場料はほぼ同じ料金となるのです。