隕石は毎日、世界中のどこかに落ちている

隕石は毎日、世界中のどこかに落ちている

隕石は、宇宙空間に存在する小惑星の破片などが地上に落ちてくることです。隕石が落下するということ大惨事のように思うかもしれませんが、実際には毎日どこかで隕石は落ちています。ただ、小さいものは落下中に燃え尽きてなくなってしまったり、海や人のいないところに落ちるため、気付かれないことも多いのです。街中に落ちてきた場合にのみニュースになっているのです。

国立科学博物館によると、日本で見つかった隕石は全部で50個になります。一番古い物で、861年に福岡県直方市に落ちた直方隕石。最近のものでは1992年に島根県松江市に落ちた美保関隕石、1996年に茨城県つくば市に落ちたつくば隕石などが有名です。

隕石はこれまでさほどの被害をもたらしてこなかったものの、もし直径50メートルの隕石が落ちると、広島に落とされた原爆1000個分の破壊力を持っていると言う事です。このため、地球の近くを通る直径1キロ以上の小惑星は常にチェックし、大きな隕石が落下してきそうな時にはルートを変更させる研究が進められています。