サラリーマンのサラリーの意味

サラリーマンのサラリーの意味

会社勤めをする人のことをサラリーマンといいます。英語の「salary(給料)」と「man」を合わせてサラリーマンです。salaryは現在では給料という意味でつかわれていますが、この語源はラテン語で塩(sal)でした。

この事が示すとり、古代ローマ時代、兵士の給料はお金ではなくて塩で支払われていたのです。昔、文明の中心地には必ず塩の産出地がありました。まだ塩の製造技術が発達していなかったころは塩が大変高価なものだったのです。どれくらい高価だったのかといえば、貴金属に匹敵するくらい高価だったのです。なぜなら塩がなければ保存食が作れないため、戦争もできなかったからです。

「給料が塩かぁ」と、なんだか変な感じにとらわれてしまったならば、昔の日本を考えると、昔の日本も同じようなものだったと気づくでしょう。武士の給料が米だったからです。