お腹の痛みに山と谷がある理由

お腹の痛みに山と谷がある理由

腹痛に陥った場合、多くの場合は痛みがずっと続くことはなく、激痛のあとしばらく経つと痛みが和らぎ、また時間がたつと痛くなったり・・・ということを繰り返します。痛みには周期性があるのです。その原因にはいくつかあります。

たとえば、痛みが腸の蠕動運動に関係している場合には、交感神経と副交感神経の働きが交互することで痛みが襲ってきたり和らいだりします。蠕動運動は食べたものを排泄するための運動ですが、交感神経が緊張すると激しくなり、副交感神経が緊張すると弱くなるという習性を持っています。つまり、交感神経が刺激されると激しく痛むのです。

このほか、胃潰瘍や十二指腸潰瘍のときには、胃の中に食べ物がないと胃酸過多になって病気を悪化させます。そのようなときには何かを食べることで、胃酸から病巣を保護する事が出来ます。