早食いが太る理由

早食いが太る理由

「早食いは肥満になる」といわれますが、これは科学的に根拠のあることです。

標準的な体重のグループと肥満のグループとに全く同じ内容の食事を出した結果、標準体重の女性たちは食べ終わるのに15〜18分かかりましたが、肥満女性たちは11〜13分で食べきったのです。この食べる速さと肥満の関係は、脳の「満腹中枢」を以て語れます。

物を食べると、血糖値が上がります。そして血糖値がある程度上がると、脳は満腹中枢に対して「もうお腹いっぱいと思え(血糖値が十分に上がった)」という指令を出すのです。

そして、血糖値は物を食べてから15〜20分で上がります。つまり上述の肥満女性のグループは、血糖値があがって満腹中枢が刺激されていないため、本当は満腹になる量を食べているにもかかわらず「まだ足りない」と思って必要以上に物を口にしてしまうのです。

ということは、肥満の女性はゆっくりとご飯を食べるように意識をすることで、摂取カロリーを無理なく減らし、ダイエットにつなげることが出来るのです。