冷たいものを食べると頭がキーンと痛くなる理由

冷たいものを食べると頭がキーンと痛くなる理由

かき氷やアイスクリームなどの、とても冷たい物を食べた時に、頭がキーンときた経験は誰もが持っていることでしょう。キーンと頭が痛くなるのですが、夏場にかき氷を食べる時などはこれが返って快感であると思っている人も多いのではないでしょうか。

ではなぜ痛くなるのか?ということですが、これは冷たいものを食べることで、副鼻腔などに通っている血管が収縮するためです。例えば氷水に手を入れておくと、手の血管が収縮するために痛くなります。これと同じことです。

血管が収縮すると、再び血管を拡張するために「プロスタグランジン」という物質が作り出されます。そして、この物質が血管拡張作用を発揮する際に痛みを伴うのです。このため、冷たいものを食べたり、氷水で手をひやしたりすると痛みを感じるのです。

また、通常痛みというのは体が出す危険信号です。ですので頭がキーンときたらゆっくり食べた方がいいと言えます。