お札(紙幣)の通し番号を使い切ったらインクの色を変える

お札(紙幣)の通し番号を使い切ったらインクの色を変える

1万円札、5千円札、1千円札などの紙幣には、それぞれ通し番号がついています。

AA000001A〜ZZ900000Zまでの通し番号があり、アルファベットの「I」と「O」は「1」と「0」と混同しやすいため、使われていません。このようにアルファベットと6ケタの数字を組み合わせることで、100億通りの通し番号が出来ます。では、もしこの通し番号を使い切ってしまったらどうするのでしょうか?

昭和51年に伊藤博文の1千円札の通し番号を全て使い切ったことがありました。この時は、印刷インクの色を黒から青に変更する事で対処しました。つまり。全く同じ通し番号で色違いのものが存在したと言う事です。このほか、平成5年にも1万円札が通し番号を使いきったことがありましたがこの時も色を変えて対処しました。