貯金が大好きな日本人の総貯蓄額

貯金が大好きな日本人の総貯蓄額

日本人の総資産は1300兆円にも上ると言われています。これは大変な数字で、世界一の額です。このため、日本人は世界から「貯蓄が好きな民族」として知られています。

しかし、日本がまだ江戸時代だったころ、貯蓄をしているのは高利貸しくらいのもので、日本人は貯蓄が好きな民族ではありませんでした。「江戸っ子は宵越しのカネを持たない」といわれたほどです。

日本人が貯蓄好きになったのは、明治になってからです。明治政府は全国に郵便局を設置して、郵便貯金を奨励しました。郵便貯金としてお金をプールし、国家のために使おうとしたのです。

このときに活躍したのが特定郵便局です。これは、地域の名望家や資産家を郵便局長に起用したもので、こうすることでお金を集めやすくしたのです。こうして日本人は徐々に貯蓄の習慣をつけ、今では世界一貯蓄が好きな民族となったのです。