盛り塩の意味と由来

盛り塩の意味と由来

日本には盛り塩という習慣があります。料亭や居酒屋、あるいは水商売の店などには、入り口に山形に盛った塩を置いて商売繁盛のおまじないとしました。

じつはこれは、お清めの意味は日本古来の意味であるのですが、福を呼び込むというのは中国から伝来した考えです。

中国の古代国家である晋の皇帝であった司馬炎は非常な好色家でした。後宮には1万人もの美女を侍らせ、夜な夜な後宮を回ったと言うのですから驚きです。

女性たちも必死です。もし皇帝の子を身ごもることが出来れば、絶大な権力を握ることが出来ました。女性たちは首を長くして皇帝の訪問を待っていました。この時、司馬炎は牛車にのっており、牛車が止まった部屋で過ごすという方法で女性をとっていたため、ある女性がここに目をつけました。牛は塩が大好物。そこで家の前に塩をまいて、皇帝の牛車を停めたのです。