シュレッダーの開発秘話

シュレッダーの開発秘話

重要な書類、個人情報の載った書類、人に見られたくない文書などを2度と読めないように処理する方法には何があるでしょう?多くの人がシュレッダーを思い浮かべたことでしょう。

シュレッダー開発より以前は手で細かく裂いたり、燃やしたり、手軽に行える方法がありませんでした。

シュレッダーを開発したのは高木禮二さんで、事務用品で有名な明光商会の創業者です。高木さんは明光商会創業の前、コピー機販売会社に勤務していましたが、コピーされた機密書類はいつか必ず不要になり、処理に困る時が来ると言う事に目をつけました。そして書類を安全に処分する方法を考えている時、高木さんの頭には、学生時代にアルバイトで使った製麺機が浮かびました。

「そうだ、書類もうどんのように裂いてしまう機会を作ろう」

シュレッダーはこうして生まれたのでした。昭和35年のことでした。