忠臣蔵をモデルにした新撰組の制服

忠臣蔵をモデルにした新撰組の制服

歴史が好き、特に幕末が好きという人のなかには新撰組ファンの人も多いことでしょう。確かに彼らがおそろいの制服をきて、京の町を駆け回る姿は格好いいものです。

今でこそ日本には制服文化が浸透しています。学生は学生用制服を着て、警察官、消防士などもそろいの制服でキメています。この制服集団のはしりは新撰組でした。

ちなみに新撰組の制服である山形のだんだら模様の羽織は、忠臣蔵がモデルです。仮名手本忠臣蔵という芝居の衣装をまねたものでした。

この制服で各地に出動し、さっそうと駆け回る姿は当時は非常に斬新なもので、街頭のデモンストレーションにも大変役だったそうです。

ちなみに「しんせんぐみ」には「新撰組」と「新選組」という二種類の漢字表記がありますが、どちらが正しいのでしょうか?局長の近藤勇でさえどちらの漢字も用いているため、どちらが正しいと決めつける必要もないと思いますが、会津藩庁記録では「新撰組」と表記されているので、どちらかというとこちらが正しい表記でしょう。