ホッチキスの語源・名前の由来

ホッチキスの語源・名前の由来

ホッチキスといえば、資料等をまとめる文房具を思い出すでしょうが、これは正式名称ではなく、本当の名前はステープラーといいます。

ホッチキスの生みの親には諸説あるものの、一般的にはアメリカ人のベンジャミン・ホッチキスが発明者とされています。この人物は19世紀に活躍した兵器発明家としても有名です。機関銃を開発したのも彼です。

ベンジャミンが発明した機関銃はマクシム砲と呼ばれるもので、弾を直列に入れる自動給弾方式のものです。これは直列に並んだ弾が次々と飛び出す構造であり、ベンジャミンはここに発想を得て、ホッチキスを発明したとされています。

日本に入ってきたのは明治時代で、ベンジャミンの弟のエーライ・ホッチキスが起こしたE・H・ホッチキス社の製品でした。そのため、日本ではホッチキスという名称が浸透したのでした。