鬼を退治した一寸法師はその後どうなった?

鬼を退治した一寸法師はその後どうなった?

『御伽草子』のなかにある「一寸法師」の物語は広く知られているところでしょう。しかし、鬼を退治して、打ち出の小づちで背の高い青年に生まれ変わり、姫様と結婚した後の一寸法師がどうなったかはあまり知られていません。

この後、一寸法師と姫は京へ戻ります。そして帝に呼ばれて参内し、先祖を調べたところ、一寸法師の祖父はかつて無実の罪で島流しとなった堀河中納言の息子であり、祖母は伏見少将の子だったことが分かります。帝は一寸法師を家臣としてとりたてて、堀河少将とします。一寸法師は故郷から父母を呼び、3人の子供に恵まれ、中納言にまで出世したと言う事です。

鬼退治をして打ち出の小づちを手に入れ、姫と結婚したところまででもハッピーエンドなのですが、本当の結末もハッピーエンドだったのです。