考えるときに上を向く理由

考えるときに上を向く理由

人間は何かを思い出そうとするときや、考え事をする時、ふと上を見上げることが多くあります。または、上を向いてじっと目をつぶって考えることもあります。

これは神経生理学的見解に則ると、雑念が入るのを防ぐためだと言います。人間は視界にものが入ってくるとそれが雑念となってしまい考えることや思い出すことに集中できなくなるため、何もない空を見上げるのです。また、漫画やドラマなどで登場人物が考え事をする時に上を見上げる描写が良くあるため、「考える時には上を向くものである」という刷り込みの効果もあると考えられます。

また、上を向くと首のツボが刺激されて脳への血液のめぐりが良くなり、脳が活発に働くようになるから上を向くのだとする説もあります。