東京の民謡「東京音頭」の由来は丸の内音頭

東京の民謡「東京音頭」の由来は丸の内音頭

日本全国の盆踊り大会で流れる「東京音頭」ですが、この曲はもとは「丸の内音頭」という曲でした。日比谷公園の洋食屋「松本楼」の主人らが開催した盆踊り大会用につくられたものなのです。

昭和になり、次第に政権を軍部が握るようになってくると、国内は昭和恐慌による不況ですっかり元気をなくしてしまいました。そこで、「松本楼」の主人を初めとする丸の内の商店主たちが協力し、景気づけのために盆踊り大会をすることになったのです。その時作られたのが「丸の内音頭」です。

やがて、これを東京市民全体で歌えるようにと「東京音頭」として歌詞だけを変えたものを、レコード会社が売り出したところ、120万枚の大ヒットを記録しました。