竹筒を使う忍者のすいとんの術は実際は不可能な術

竹筒を使う忍者のすいとんの術は実際は不可能な術

よく時代劇や漫画の描写で、忍者が「水遁の術」といって口にくわえた竹筒を水面から出して、水中に潜むという技を行っていますが、あれは現実では不可能な技です。

人間の体には浮力があるため、一旦沈むことが出来たとしても、時間がたてば必ず浮き上がってしまいます。

そこを考慮したのか、石を抱えて沈んでいる描写もありますが、これも実際には無理です。確かに沈むことは出来るでしょうが、水圧によって呼吸をすることが不可能になるからです。

これと同じように、忍者の業としてまことしやかに書かれている技の数々の中には、実際には科学的にまたは物理的に不可能な技が多くあります。間違っても真似しようなどとは思ってはいけません。