高山病の原因と症状

高山病の原因と症状

高い場所であればある程空気が薄くなるのは誰でも知っていることです。低地に慣れた人が高地に行くと、空気の薄さに順応しきれずに高山病になることがあります。高山病とは、酸素が不足する事によって細胞が窒息状態に陥り、耳鳴り、頭痛、めまい、呼吸困難を呈することです。

なぜ高地に住む人が薄い空気で生活できるのかというと、それは薄い空気に順応しており、少ない酸素を効率よく体中にめぐらせる仕組みを持っているからです。体内で酸素を運ぶ働きをするのは、血液の中にあるヘモグロビンです。高地に住む人はヘモグロビンが多いため、酸素が薄くても体中に酸素をいきわたらせることが出来ているのです。

低地に暮らす人であっても、徐々に標高の高いところに体を慣らしてヘモグロビンの数を増やしていくことが出来れば、高山病にかかりません。